半分のよろこびと 半分のかなしみを
タイトルは「上弦の月」より。
お笑いV6病棟、本当に大好きだった。
いちばん印象に残っているのはショート・ラブ・ストーリー。
もう録画したものは残っていないので、円盤化してほしいとずっと思っている。
この一連のコントは本当に好きなのだけど、ちょっとモヤっとした思い出がある。
昨年、剛くん主演の舞台を観劇された方にはお分かりいただけるかと思うが、透明なケースの中に閉じ込められるシーンがあった。
私は見ていてとても苦しかった。
それでも目をそらせず、ひとりで観劇していたので終演後もずっと帰ってこられずにフォーチュンのことばかり考えながら電車に乗った。
当然というか、同じ電車の同じ車両に、同じく観劇後の女子たちが乗っていたのだが。
彼女たちが、あのシーンを「笑えた」と言ったのだ。
びっくりした。
作品をどう見るのも客の勝手ではあるけど、まさか、と思った。
わりと大声でしゃべっていたので聞こえてしまった「笑えた」理由とは、先述のコントを思い出したからというものだった。
そうか、とちょっと悲しいような気持ちになって外を眺めるしかなかった。