過ぎ行く時間の中で 行き場所を探している
タイトルは「僕らの手のひら」より。
地声が高めのメンバーの歌唱が印象的な曲だなと思う。
少し幼いような。
実年齢だと皆30代だったはずなんだけど。
今日で1週間が経った。
長かった。
私にとっては、長い1週間だった。
まだ1週間しか経たないのかと、ため息をついたほど。
人は年を取るごとに時間の経過を早く感じる。
子供は経験する多くが未知のものだから、それらが強く意識に残って時間を長く感じているのだという。
大人になるごとに未経験の事柄は少なくなっていくけれど、この1週間は私にとって、かつて経験したことのないものだった。
だからこんなに長く感じて、そして正直に言えば疲れているし先に待つものに倦んでいる。
昨日はあんなに穏やかに、明るい先々を信じられる気がしていたのに。
ようやくROTを見た。
剛くんの耳元に顔を寄せて健くんが笑う。
写真を撮るのに視線をもらおうと、岡田くんが剛くんを呼ぶ。
坂本くんが剛くん健くんを昔はヤンチャだったと楽しげに指さす。
いつまでも見ていたい光景だった。
演出に積極的に声を上げる剛くんも、ラフなレッスン着で腕の角度を確かめる剛くんも。
見ていたい。
見ていたかった。
これからいくつこんなことを思い、何度くりかえすのだろう。
期限があることは幸いなのか。
少なくとも今日の私にはわからない。