何年後 今の君を振り返れば
タイトルは「Bouquet」より。
可愛らしい曲で、コンサートでの演出も可愛かった。
それぞれのお花の渡し方が、とにかく「らしい」と思えて。
剛くんは少年みたいな渡し方。
せっかくBlu-ray買ったから、もう少ししたら見よう。
今はちょっと、まだ。
Twitterを開くと、ROTの感想が並んでいる。
私はまだ見ていない。
明日、見る。
たぶん。
見ない選択肢はないんだけど、明日がそういう日かどうか今はわからない。
皆、何を見ても「この時はもう決めてたんだなぁ」とか、「まだこの時にはそんな話はなかったんだよね」とか、考えずにはいられないみたいで。
いや、皆と言うのは大きく括りすぎかもしれない。
でもそういうツイはたくさん見る。
それはすごくわかる、私もやっぱり考える。
私などただのファンで、彼らの何を知っているわけでもないのに知ったような気になってしまうものだ。
自制を心掛けないと、すぐにメンバーの気持ちを勝手に慮って勝手なことを言いたくなってしまう。
私にも、こうだったらいいなと思うストーリーがある。
我ながら剛くんに都合の良い、それなりに綺麗に整ったストーリーだ。
その通りだったら私の気持ちはだいぶ楽だけど、まあそんなことはあるわけがないとちゃんと理解している。
たとえそこからどんなに事実が外れていようと、受け入れるしかないことも。
20周年の頃には、今日の状況は想像していなかった。
ぼんやりと25周年に届くといいなと思っただけ。
世間はあれこれ言うけれど、先輩グループの解散は私には影響なかった。
ジャニーさんの逝去ですらそうだった。
V6が遠からずその日を迎えるのではないかと、最初に思ったのはいつだっただろう。
私にそれを感じさせたのは剛くんではなく、よく言われていた岡田くんでもなく、実は坂本くんだった。
何かの雑誌のインタビューだったと思う。
保管してあるはずだが、いつのどの雑誌だったかすら今は思い出せない。
別にネガティブな発言ではなかった。
坂本くんがどうというより、坂本くんの発言によって私が初めてそれを意識したということ。
V6という形でなくなってもトニセンという単位で活動する未来がある、という大して目新しくもない気付きだ。
でも、私はその時が初めてだった。
それまで考えたことがなかったのだ、本当に。
だからその時、私に芽生えたのは根拠も何もない漠然とした怖れだった。
暢気なものだと思う。
けれど同じ頃の剛くんの雑誌や会報のインタビューに、私は陰を見つけられなかった。
これから、何か明かされることがあるのだろうか。
ずっと後にでも、剛くんが決断した日のことを語ってくれることはあるのか。
なくてもいいと思う、個人的には。
何が何でも知りたいとは思ていない。
でももしそんなことがあるのなら、これを読み返して笑えるかもしれない。
どれだけ大真面目に考えたつもりでも、きっと的外れなんだろう。