WISHES

今日という日から、V6のゴールまで。

2021年3月12日、その知らせはやってきた。

私は年度末の有給消化で自宅にいた。

15時過ぎにどうにも眠くなって昼寝をして、目を覚ましたらそれはすでに世に放たれていた。

 

V6が、今年の11月1日をもって解散する。

 

衝撃はなかった。

たぶん、そうなんだろうと思っていた。

年末あたりから勝手に覚悟を決め始めて、けれど少しの間、忘れたふりをして。

私は彼らのファンクラブに入っている。

CDも買うし、Blu-rayも買うし、ジャニショの写真だって買う。

だけど、堂々とV6のファンだとは名乗れない。

何故なら私はとても偏った応援の仕方をしているから。

誤解を恐れず、正直にありのままに言ってしまえば。

私は、森田剛という人のファンなのだ。

実際のところ、ジャニーズ事務所にさして思い入れはなく、V6さえも剛くんが所属しているという理由だけで応援している身だ。

だからきっと、解散ということになっても落ち込んだりはしないだろうと思っていた。

剛くんのダンスが見られなくなるのはとても残念だけど、グループ自体を惜しみはしないだろうと思っていたのだ。

 

そんなことは、なかった。

Twitterを何となく眺め、ネット記事の見出しだけ流し見て、あとは普通にしていられると思ったのに。

テレビをつけるのが億劫になった。

食事の支度もする気になれず、なんと夕食にシリアルを食べた。

あれ、と首をかしげて気分転換をしようとするけれど、何をすればいいか思いつかなかった。

ドラマの録画とか溜めてるのに。

井ノ原くんのカンパニーだって最終回を録画したまま見られてないのに。

することはある、読んでない小説もある。

だけど、結局は無音の部屋でジグソーパズルをしていた。

これは私が普段から情緒を安定させる時に意識してやってることで、つまり私はとても動揺していたのだ。

 

だから、今日からその日までブログを書こうと思う。

特に誰かに読んでほしいわけじゃないけれど、こんなこと話す相手もいないし。

今、とりあえず少し憂鬱。

たぶん例によって、事務所がどうとか、崩壊はあれから始まったとか、何故だかJ事務所を忌み嫌っている謎の層がはしゃぐんだろう。

そして解散を惜しんでいるふうな言葉をとりあえずくっつけた、他のGのファンもいろいろ言うんだろうな。

さらにはグループの他のメンバーのファンだって、中には、やっぱり、いるんだろうと思う。

 

憂鬱だ。

でも、どんな気分でいてもその日は確実にやってくるから。

なるべく悔やまないようにしたい。

今はそれだけ。