答えは 君だよ
タイトルは「君が思い出す僕は 君を愛しているだろうか」より。
所見では意味が分からなかった曲名。
歌詞の湿気が尋常ではなく、どういう気持ちで歌っているのだろうと考えずにはいられなかった。
特捜9のスタートが近づき、井ノ原くんの露出が増えてきた。
例年通りだ。
ここまで、徹底して例年通りの彼ら。
事情があってそうなのか、あまり特別なことをするつもりがないのかはわからない。
最近、ひとまず気を静めていた人たちの中にも、悲しみやもしかしたら怒りを再燃させている様子が見られる。
こんな時に冠番組がないから、という嘆きは理解できる。
けれどそれは、もう言ってもしょうがないことだ。
よそのグループと扱いが全然ちがう、という憤りはもっともだと思う。
でもそれも、今になって喚きたてることではない気がする。
投げやりになっているわけではなく、受け入れないとどうにもならないから。
はっきり言ってしまえば、彼らはトップではない。
たぶんトップだったことはない。
でも私には大切な人たちだし、私にはそれでじゅうぶんだった。
シングルがたくさん売れたらいいなと思うから必ず複数の購入をするけれど、数字が振るわなくても誰かを責めることじゃない。
本当は、同じものをいくつも買うことに抵抗がある。
わりと強めに、自分で自分を気持ち悪く感じてしまう。
それを飲み込んできたのは、彼らがとても好きだからで、そしてそこまでが自分の上限だと思ってきた。
今、たくさんの働きかけをしている人たちがいる。
それを表立って言う人もいれば、人知れず行っている人もいるだろう。
声が届かなくても、あまり苦しまないといいなと思う。
私はそれほどポジティブにはなれなくて、明るい未来よりその少し手前の薄暗がりを見ていることが多い人間だから。
寂しい。
今日で表舞台から去る人のことを思えば、庇ってきた傷が痛み出して困る。
でも何がどうでも、彼らのことが好きだなと、そこにしか帰れない。