君の透明な声 見つけるよ
タイトルは「サンダーバード-your voice-」より。
私には少し苦い思い出の曲。
トニフィフコンのパフォーマンスでようやく、ちゃんと向き合えた。
この曲の発売当時、私は彼らを見ていなかった。
曲が出たことは知っていたけれど、それだけ。
正直、この前のシングル「ありがとうのうた」で彼らはじきに終わってしまうのだろうと思っていた。
終わるところは見たくなかった。
終わってしまうその時に、好きなままでいたくなかったのだ。
若かったな、と思う。
剛くんの声がずっと好きだった。
最初の頃はシングルであまりソロパートはなかったけれど、歌う時だけじゃなく話してる声も好きだった。
人の声は老いる。
剛くんだって、十代の頃と同じ声なわけじゃない。
それでも不思議と、年を重ねた感じのしない声をしていると思う。
少年のような声、というのとも違うのだけどうまく説明ができない。
あの声が歌うのを聴けなくなるのは、だからとてもとても寂しくて哀しいこと。
新曲、早くもう少し長く聴けないかな。